鷲尾大権現(福岡市)
糟屋北部新四国八十八箇所霊場霊場 第70番札所

糟屋北部新四国八十八箇所霊場の70番札所である鷲尾大権現は滝場になっており、四国霊場と同じ馬頭観世音菩薩が霊場札所の御本尊として安置されているとの事ですが、安置されている堂がよくわからない札所で、滝の所に御本尊と思われる馬頭観世音菩薩と、第43番と台座に刻まれた千手観世音菩薩が安置されています。また斜面にも堂がありますが、鍵がかけられており堂の中はよくわかりません。

立花山への登山口にもなっており登山客と遭遇します。この場所は元々不動明王や千手観世音菩薩など新四国八十八カ所の石仏が安置されている霊場ですが、いわれのない石仏や堂宇が建立されている状況らしく、その石仏等は放置されている状況という事で近日中に境内再整備を行う予定らしいです。

駐車場は登山客用の駐車場がありますが、急な坂道であり路面も悪いので、車高が低い車や大きな車は停めにくいです。鷲尾大権現観音堂に続く道はUターン不可と書かれていますが、実際はUターンできる広さがありますので、そのまま突き進んでいいと思います。

御本尊:馬頭観世音菩薩
御詠歌:本山に誰か植えける花なれや
    春こそ手折れたむけにぞなる




鷲尾大権現堂入口の雰囲気。



鷲尾大権現にある滝に続く石段。



山の斜面にある堂。鍵がかけられており不明。



弘法大師が安置されている大師堂。



第70番札所御本尊である馬頭観世音菩薩と第43番札所の旧御本尊と思われる千手観世音菩薩。



滝の上に安置されている不動明王像。昭和60年に奉納。