東漸寺観音堂(新宮町)
糟屋北部新四国八十八箇所霊場霊場 第82番札所

糟屋北部新四国八十八箇所霊場の82番札所である東漸寺観音堂は、四国霊場とは違い聖観世音菩薩が霊場札所の御本尊として安置されています。東漸寺は天台宗の寺院で、今より約1200年前に最澄が開いた寺で、大師作の木像聖観世音菩薩を本尊とした由緒ある寺でしたが、いつからか観音堂だけが残り現在では糟屋北部新四国八十八箇所霊場や筑前国観音三十三箇所にも指定された無人の寺になっています。大師作の木像聖観世音菩薩像は盗難に遭い、現在では昭和57年に湊地区の人々の浄財で造られた丈5尺の青銅造り観音菩薩像が奉納されています。

駐車場は1台のみ駐車可能です。

御本尊:聖観世音菩薩
御詠歌:宵の間の妙降る霜の消えぬれば
    後こそ鉦の勤行の声




東漸寺山門。



東漸寺観音堂。



東漸寺の扁額。



東漸寺観音堂に掲げられている札所記載の木板。



観音堂に安置されている聖観世音菩薩。



開創百年記念の御詠歌の額。



筑前国三十三観音霊場の御詠歌の額。



札所御本尊である青銅製の聖観世音菩薩。